column ■髪のお悩み…「パサつき」原因と対策■
20代女性の髪の悩み第1位と言われている「パサつき」
明るさや色味、デザイン性を重視した20代女性のヘアデザインは、毛先への負担の繰り返し頻度が高く、ヘアカラーやパーマなどのおしゃれをしている20代女性のほとんどが、パサつき、枝毛、切れ毛のダメージの悩みを抱えています。
そこで今回はパサつきの原因と、改善方法についてご紹介します
髪がパサつく理由は、髪が細い人・クセがある方はもともとパサつきやすいですが、それ以外でもいくつかの原因があります。
1番の原因は、毛髪の外側を覆っているキューティクルが剥がれたり、開いてしまっている状態です。
キューティクルが開いていると水分や栄養も出ていってしまうため、
髪の毛の内部で水分と油分が足りなくなり、乾燥してパサパサになります。
また、髪の水分が少ないとパサつくだけでなく、枝毛や切れ毛、広がりの原因にもなります。
原因を考慮した早めの対策で髪の健康を取り戻しましょう!
■髪がパサつく原因とは…■
【原因① シャンプーでのダメージ】
シャンプーでも頭皮に爪を立ててゴシゴシこすったり、髪の毛同士をこすり合わせるなど、汚れや皮脂を落とそうとして過度に力を加えた間違ったシャンプーによって、頭皮や髪が傷んでしまいます。
洗浄力の強すぎるシャンプー剤にも注意が必要です。
【原因② 摩擦・熱でのダメージ】
朝のスタイリング時にストレートアイロン・カールアイロンを使う方も多いのではないでしょうか?
高い温度で長時間当てると髪がたんぱく変性を起こして焦げた状態になります。こうなると元には戻らないので注意が必要です。
熱を当てるとキューティクルが整い艶が出て、くせも伸びるのでとても便利なのですが、温度には気をつけましょう。
高いもので200℃を超えるので、ダメージとパサつきが気になる方は、当てる時間を短くするか、160℃以下の温度設定でいいでしょう。
また、ブラッシングする場合は、絡まった髪をブラシで無理にほどこうとすると、余計な負荷がかかり、髪を傷めるだけではなく、枝毛や切れ毛につながります。
ヘアアイロンの熱を長く髪に当てたり、ヘアブラシを使って力を込めて髪をとかそうとして大きな摩擦が生じるとヘアダメージを招きますので、お手入れの際には力加減や時間などを調整することが重要です。
【原因③ 間違った髪の乾かし方】
キューティクルというのは髪が濡れていると開く性質があり、傷みやすい状態なので、シャンプー後の自然乾燥はNGです。
ドライヤーを使い、きちんとした乾かし方でドライしましょう。
【原因④ 紫外線・乾燥の影響】
お肌と同じように、髪の毛も紫外線や乾燥の影響を受けがちなパーツ。
髪は紫外線を受けて乾燥すると、キューティクルが開き、最終的には剥がれてしまいます。それが髪のパサツキに繋がっていきます。
頭皮も乾燥し水分が不足することで皮脂が増え、毛穴詰まりの原因にもなります。
紫外線は年中降り注いでいるため、夏だけでなく通年対策をしておきたいものですね。
冬も乾燥の季節なので髪がパサついてしまいます。。
【原因⑤ パーマやカラーなど薬剤でのダメージ】
パーマやカラーリングは、刺激の強い化学薬品によって髪の内部を破壊してしまうため、やり過ぎるとキューティクルが剥がれてしまいます。
薬剤の影響でキューティクルが傷つけられることで、毛皮質がむき出しになり、内部のうるおい成分や水分が流出します。こうしてパサつきの目立つヘアダメージが進行してしまうのです。
更にそこにスタイリング剤などが入り込むとひどいダメージを受けてしまいます。
強力な薬剤が余計につきやすいホームカラーは避け、美容室でなるべくケアしながらダメージを最小限に施術してもらったほうがおススメです!
【原因⑥ 栄養不足の影響】
過度なダイエットや、バランスの悪い食生活を続けていると、髪に必要な栄養が摂取できず髪を傷めることになります。
食生活、生活習慣も髪の毛のトラブルの原因になります。
アルコールやコーヒーなどに代表される、いわゆる「酸性」の食品は血管の収縮を促し血流を悪くしてしまいます。
頭皮の血液の循環が悪いと、毛根部分の毛母細胞に栄養が行き渡らなくなり、栄養不足になって髪がパサついてしまいます。
こうなると、髪がゴワゴワになって、まとまりにくく、文字どおりパサパサになって、髪が広がりやすくなってしまうのです。
■髪のパサつき改善方法■
~内側からの対策~
美しい髪を作るためには、体の内側からのアプローチも欠かせません。健康でバランスの良い食事をすることがとても大切です。
美髪へ導く特に大切な「4大美髪フード」の栄養素をご紹介します。
- たんぱく質●
毛髪成分のほとんどはケラチンというたんぱく質から成り立っています。
ケラチンに含まれる、メチオニンは髪のパサツキには効果的です★
しかし、メチオニンは体内で生成できないため、食事からのケラチン摂取が必要になります。
- ビタミン●
特にビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせないサポートをしてくれます。
食事から摂った”たんぱく質”をアミノ酸に分解したり、アミノ酸を原料に皮膚や髪の毛、爪などの人体の”たんぱく質”作りを手助けします。
簡単にこの栄養を摂るにはナッツ類がおすすめです。
特にアーモンドはケラチンを豊富に含み、ビタミンB6も入っているので、健康な髪の毛をつくるのにはピッタリです。
ちなみに便秘改善や美肌効果もあり、うれしい効果が盛りだくさんです♪
- 発酵食品●
腸内細菌のバランスを整えつつ、栄養も補える効果的な食材♪
甘酒、ぬか漬け、ヨーグルト、キムチなどが該当します。
- ミネラル●
艶やかで美しい髪を生成するのに欠かせないミネラルは鉄、マンガン、マグネシウムなど13もの種類に及びます。
ミネラルも人の体内で作ることができない為、食事で摂るしかないのです。
簡単に摂れるのは「ブラックフード」と呼ばれる、わかめ・海苔・プルーン・ひじきなどの黒い食材です!
当たり前かもしれませんが水分をしっかり摂ることも大切です!
目安として1日最低2リットル程度の水分を摂ることが美髪を作ることには必要になります。
どれか一つを摂ればよいわけではないので、基本的には偏りのないバランスが取れた食事をする事が髪にも良い影響を与えます★
~外側からの対策~
【シャンプー対策】
日頃なにげなく行っているシャンプーを、頭皮や髪の毛に負担や刺激を与えないようなやり方に直すだけで、ヘアダメージを防ぐことができます。
ほぼ毎日、髪を洗う方が多いと思いますが、シャンプーの洗浄成分は汚れを落とすと同時に髪も傷めます…。
特に石油系界面活性剤を使ったシャンプーは洗浄力が強いので注意です。
洗浄力がマイルドなアミノ酸系か、自然素材のシャンプーが良いでしょう!
1優しくブラッシングをして髪のホコリや、表面の汚れを落としましょう!
2予洗いで髪の毛についた汚れを流す。
予洗いをしっかりとすれば、髪についた汚れをシャンプー前に70%~80%程度落とすことができ、その後に使うシャンプー剤の量が少なくなるというメリットもあります。
3髪を洗う際にはシャンプーを手のひらでよく泡立ててから、手の腹を使って優しくソフトに頭皮にシャンプーをなじませるようにする
4すすぎの際には、洗い残しを防ぐために頭頂部や後頭部のようにいくつかのパーツに分けて丁寧に洗いましょう!洗い終わった後は頭皮や髪の毛を触って、ぬめりなどが残っていないかどうか確認してください。
※シャンプーをする際は、38℃くらいのぬるま湯で洗っていきましょう。
熱いお湯で洗ってしまうと頭皮やキューティクルに刺激を与えてしまい、皮脂を落とし過ぎて頭皮の乾燥やかゆみを招く恐れがあります。
【ドライヤー対策】
1タオルドライ後に髪をとかし、流さないトリートメントを髪になじませておく。
2熱ダメージを与えにくい、髪にやさしいドライヤーを選びましょう。
3頭皮と髪の根元を乾かすためにまずは上部を乾かす。
4中間部分の頭皮と髪の根元を乾かす。
5最後に毛先を乾かす。
※ドライヤーをかける際は10~20㎝離して上から下に向けて風を当てて、キューティクルを守りましょう!
⑤最後に冷風をざっと当てて、髪を冷やしましょう。
【乾燥・紫外線対策】
部屋の空気が乾いているときは、髪が乾燥しパサつきがでないよう、エアコンの温度や風向きを調節したり、加湿器などを使って湿度が60%前後になるよう調整しましょう!
また、冬場など外の空気が乾燥しているときは、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使って髪のうるおいを保ってあげましょう。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルは、髪にうるおいを与えるだけでなく、髪の毛をコーティングして、乾燥などの影響を受けにくくしてくれると言われています♪
また、日傘や帽子、日焼け止めなどを使って、紫外線を過度に浴びないように注意し、日焼けや乾燥を防ぎましょう。
最近は髪や頭皮にも使いやすいスプレータイプの日焼け止めも販売されていますので、活用してみてください★
【ヘッドスパでメンテナンス】
頭皮が乾燥すると同時に髪も乾燥するので、頭皮が潤った状態にあることが美髪には欠かせないのです。
こういった髪と頭皮の乾燥を防ぐのに最も効果的なのは、頭皮専用ローションなどを頭皮に塗布してマッサージをすることです。
頭皮専用のローションとは、頭皮に潤いを与え、キメを整えて頭皮環境を改善します!
頭皮の保護効果も高く、乾燥によるフケ・かゆみ・乾燥も抑えることができます。
美容室でのヘッドスパメニューは、マッサージやシャンプー、パックなどを通して頭皮につまった汚れや皮脂を落とし、頭皮に栄養分を届けることができ、リラクゼーション効果も見込めます♪
さらにマッサージにより、頭皮の血流や硬さが改善し、コリもほぐされます。
そのためヘッドスパを受け続けていくことで頭皮の血行が促進され、弾力性のある地肌を作っていくことができます。
このようにして地肌の環境を整えることが、パサつきのない健やかな髪の毛を育てるサポートになるのです♪
特に乾燥時期の頭皮ケアに取り入れることを是非おススメします★
【トリートメントでメンテナンス】
頭皮の保湿も、今後生えてくる髪の毛の為にはとても大切ですが、既にダメージを受けている髪には、直接髪にケアをしていかなければなりません…。
その為にトリートメントは必須です!
一般的なトリートメントや、サロン専用のトリートメントなど、色々な種類がありますが、パサつきが進行した髪のダメージの回復にはプロの手でしっかりケアをしてもらうのが一番効果的です★
また、傷んだ毛先はカットで整えてもらい、傷みを減らしておくのも◎
髪は毛先から乾燥していくので、傷んだ毛先はマメに切ってもらって、傷みを止めるようなイメージです。
ケアの為には美容院にはマメに通うことをおススメします♪
- まとめ●
髪のパサつきの原因とその対策法をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
原因を見ると、思い当たることもあるのではないでしょうか?
自身の生活習慣や、ヘアケアのやり方などを振り返りながら、まず自分の髪がいずれのパターンに当てはまるか見直してみて下さい★
20代女性の髪の毛は、ドライヤーやアイロンの熱、パーマやカラーの薬剤などによる、ハードな刺激を受けることが最も多い時期なので、ダメージレスカラーなどを取り扱っていたり、トリートメントメニューの充実や、ヘアケアに詳しい美容室を選ぶこともおススメです!
おしゃれにこだわる生活の中でも、使用するものや生活習慣の改善、通う美容室選びにこだわることでも、ワンランク上の美髪女子になれます♪
mirrorballでは、パーマやカラー剤、トリートメント、ヘッドスパまで、こだわりを持ったさまざまな商材を取り揃えております!
さらに、高い技術とサービスを持ったスタイリストが揃う美容室を全国に展開しておりますので、ぜひ一度足を運んでみて下さい♪