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column 独立1店舗目の立地選び。見落としやすいもう一つの視点とは

 

出店場所を考えるときにどんなことを考えますか?

 

駅の乗降者数や人口。競合店の数。まず考えるのはお客様に来ていただきやすいのかどうかという市場の状況。

この地域は新しい駅ができる。再開発がかかって人口が増える。

いろんな情報を集めてこの地域が熱いのでは!?と仮定をたて、物件を見に行く。

 

手段はさまざまですが市場分析から物件にたどり着くのが一般的に多いながれではないでしょうか?

しかしながら、美容室運営の場合最重要事項は市場状況ではありません。

もう一つの視点が成功のカギを握っています。

 

 

【働きたいと思う美容師の数はどのくらいいるのか?】

 

一人サロンでは考える必要はありません。スタッフを雇用する場合に関してのお話です。

 

出店場所を考えるにあたり、現在の美容業界ではスタッフの獲得が最も重要なポイントです。

いかに良い条件を作り、魅力的な状況を準備したとしても、その地域で働きたいと思う美容師さんが0では非常に運営が困難。

このような地域に出店する場合は地域に関係なく、この人と働きたい又はこの会社で働きたいと思わせるブランド力が必要になりますが今現在メディアに露出しているかたやSNS等でフォロワーを獲得している方以外は1から作っていくのはスタート段階としてはハードルが高くなります。

 

もちろん長期的な戦略ではどの地域に出店してもスタッフが集まる魅力を兼ねそろえ、美容業界での認知度をあげていくように発信を続けていくべきですが、スタート段階では美容師市場の状況が良いところで、競合店との差別化を図り、スタッフの働く環境を整えていくのが安心でしょう。

 

 

どうやって調べるのか?

 

  • 人材派遣会社に問い合わせ。

各地に美容師さんをサロンに紹介する人材紹介会社があります。

もし対応している人材派遣会社が一社もないとしたらその地域には転職のニーズがないと判断する一つの材料になります。

(その地域の転職が人材派遣会社を通す文化がない、という可能性もありますのでこの情報だけで判断を決めるのはご注意を。)

 

出店を考える候補地があればまず数社人材派遣会社に問い合わせてみましょう。

条件等を聞いて契約するのもありですし、まずお打ち合わせの時間をいただき、自分の出店候補地周辺に直近でどのくらい動きがあったのか。

転職活動中の美容師さんの中でその地域を希望する方の人数と人気エリアの人数を質問してみましょう。

すべての会社で動きがあるとの情報があればよし、逆にすべての会社にないと回答をもらった場合は慎重になるべきです。

 

  • 求人情報をチェック

出店エリアの求人状況を調べてみましょう。

他エリアに比べて条件の相場が圧倒的に良い場合は要注意。

さらにホットペッパー等で在席人数を調べてみましょう。

条件が良いのにも関わらず、席数に対しての人数が少ないお店が多い場合は求人数が少ない可能性が高まります。

この作業の際の注意点は必ず数店舗の情報を見て全体の平均的な数字を確認することです。

1店舗だけだと、求人状況は良いのにその会社に問題がある場合もあるからです。

 

 

《感覚も大切》

 

あなた自身が経営をしようとする立場でなく、一人の美容師としてその地域に魅力を感じるかどうか。

 

数字での分析とは違う視点で感覚的に魅力を感じるのか。

自分が働いてみたいなと思う市場であればよし、そうでなければ避けるべきかもしれません。

また美容師仲間にも聞いてみるのも大切です。

できれば幅広い年代、ジャンルの美容師さんから情報を集めることをお勧めします。

 

 

出店場所はお客様市場、美容師市場、固定費相場のバランスを

 

お客様がいてくださるから美容師は仕事ができます。

美容師がいるからお客様をお迎えすることができます。

また利益がでる体制が作れるからこそ、お客様にもスタッフにも還元することができ、会社は存続できます。

お客様もスタッフも集まってくれるけれども固定費が高すぎて利益がでないなんて状況は本末転倒。

 

なので、この3点のバランス。3つの視点を持って検討していくことが大切です。

どれか一つの視点に偏ったり、自分が儲けることだけを考えて出店すると必ずうまくいきません。

 

お客様の目線に立ち、スタッフの立場になって考える。その上で経営者として判断をする。

まだまだ自分もできていないところが多々ある中、7店舗の立ち上げに関わらせていただき上手くいったところや失敗から学んだ感覚ですが、やはり自分のために動いたときは思ったようにいきません。

誰かのために動いた時の方が断然上手くいくことが多く、結果自分の喜びになることが多い気がします。

これから会社規模をどんどん大きくしていきたいと考えていますが、お客様のため、スタッフのため、という視点と感謝を持って自分自身成長していきたいと思います。

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