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column 小型サロン独立/求人面のリスクと対策

 

【サロンが潰れる理由は求人難】

お客様には支持いただいているのに、スタッフが集まらず廃業に追い込まれる。

皆さんの周りでも起きている事ではないでしょうか?

求人面のリスク、課題は小型サロンのみならず、サロン運営における最大の問題です。

 

【美容師から見て魅力的な美容師がいるから人が集まる】

給料面や労働時間などの環境を整えるだけでは不十分。むしろ当たり前のレベルになっています。

自己実現の欲求や技術を探求したいと言うような気持ちを強く持つ美容師さんは、環境以上に魅力のある人や目標となる人と働きたいと言う願望は他の業種よりも強いのではないかと感じます。

 

【小型サロンで起きうる求人状況】

店舗展開をしないとすると恐らく育ったスタッフは独立やステップアップのため卒業していく可能性が高い、そうなると常に次のスタッフを雇用し続けていく事を考えないとならない。

 

そこで考えたいのが、50歳60歳になった自分が現場に立っていて、若手美容師を惹きつけることができるのか

 

もちろん全てが当てはまるとは言いません。

ベテランになっても美容師の目標となり魅力でスタッフが集まってくるパターンもあるでしょう。

 

しかしながら、私自信が20代で転職を考えた時、ベテラン美容師が一人で経営しているサロンを候補には全く入っていなかった。

独立時、美容師としての全盛期を迎え、3、4人のスタッフと仕事ができているとしても全盛期を過ぎ、スタッフを獲得することができなくなり、最終的には一人で店をやっている。という状況は否定できません。

この状況は小型サロン一店舗をゴールとするビジョンに対して最大のリスクでしょう。

 

【小型サロン求人リスクへの対策】

 

  • スタイリストのメリットとなる知識、技術を身につけ、常に学び続ける。そして発信する。

 

雇用するスタッフの将来のステージを店舗展開等でポジションとして用意する他にも、将来のために役立つ知識や美容師の技術を学べるというのは大きなポイントではないでしょうか。

今十分な技術や知識があるとしても、5年後にはすでに時代遅れの情報になっています。過去のやり方に固執せず、伝えられる最新の技術と知識が求められます。

 

更に自分の持っている技術や知識を求人の募集につなげようとするならば、発信も大きなテーマです。

 

SNS全盛期の今、本当に上手い美容師が売れているのか?

技術はあるが発信できない美容師と、技術は未熟でも発信し続ける美容師では後者の方が売れるのがリアルな現状。

オーナー一人の知識や技術を求人のウリとするならば美容師さんに向け発信するのも必須でしょう。

 

 〇心理学等、相手を理解する知識、伝える知識と技術を学ぶ〇

人間関係のもつれは退職の大きな理由。小型店でオーナーとの関係が悪くなれば致命的。

求人戦国時代の今、長く働いてもらうには、スタッフの事を理解し、自分の意図を伝える《技術》を体系的に学ぶ事が大切です。

 

心理学を学ぶのは相手をコントロールするためと考えられがちですが、本来は自分の事と相手の事を理解するための学問です。

知識を得る事で、共感できなくても理解できる幅は増え、自分の感情コントロールと共に、無駄に傷つけてしまう事も少なくなります。対人間関係には正解もゴールもありませんが、自分以外の人と関係して生きていく以上学び実践し続ける必要のある分野です。

 

〇ステップアップサロンとしての仕組み作り〇 

永久雇用するという意識を捨て、ステップアップのための通過点としての役割を担うサロン作りをするのも一つの方法です。

将来のための知識や技術を伝えるのに加え、独立時には顧客様に次の店をご案内してもいい仕組みにする。

また、資金的な援助はできなくても知識としての独立支援を約束する。

 

辞めるときにはお客様を連れてはいけないと言うモデルはSNSが発達した今完全に崩壊しています。

更にお客様のことを第一に考えた場合、担当スタイリストに今後も切ってもらい方に次のステージをご案内する事は当然のことかもしれません。

退職時に応援してもらえる会社は一つの魅力になり得るのではないでしょうか?

 

〇常に新規獲得の対策を〇

お客様を多く担当したいのは全美容師共通の願望です。さらに退社時にお客様を連れて行ってもいいというシステムにするには、一人が退社しても店の運営が成り立つモデルも必要です。

そうなるとすで自分の顧客様を持ったオーナースタイリストであっても新規獲得に対しての投資はしていかなければなりません。

また、新規獲得のための手段は刻々と変化しており、日々の積み重ねが大切です。

 

 

【まとめ】

今回は求人面に対してのリスク、それに対しての対策を考えてみました。

たとえ、マイナスリスクがあったとしても備える事は可能です。

求人面の対策としてここに挙げたのはほんの一部です。

自分の理想とする規模で実際独立している方に困っている事をヒアリングし自分なりの答えを持つ事、実際に対策をとってうまくいっている方法を聞き出す事も大切ですね。

 

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